【日記・mixi】終演のご挨拶  (サルメブログとは別バージョン) - ”目黒のジダン”こと佐とうひできのブログ

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【日記・mixi】終演のご挨拶  (サルメブログとは別バージョン)

2007.04.22

今日で本公演が終わって一週間が経ちました。

楽日翌日からそうであったがすでに遠い記憶である。
あれだけ怒涛だった日々が過ぎ、
多忙なときに「終わったら絶対あれをしよう、これをしよう」
と予定を立ててたのにも関わらず終わった途端
何がしたかったのか忘れてしまうのは
私だけではないだろう。

そして一週間。
当初の思惑とは異なる進行で一週間があっという間に過ぎた。

自然とアタマは今作品の事ばかり考えていた。
いろいろ振り替えっていた。

今回は3週間前から稽古場に入り、
同じところで小屋入りまで稽古できるという
恵まれた環境だった。
キャスト総勢19人がスケジュールを調整し、
演出助手が管理し、その管理したシートを元に
日々の稽古は進行していった。

そしてほぼ計画通りに進行していった・・・。

突然であるが…
私は毎年、野田秀樹氏の芝居「NODA・MAP」を観にいっている。
8000円するほどする高いチケットなのだが
見た後の爽快感、刺激は他を圧倒する。
それにより何かを持ち帰り、自身のワークスに還元するのである。


2年前に「走れメルス」という作品を見た。
彼が20才(当時、東大生)だった頃に書いた戯曲である。
その再演とあって期待して観にいった。
しかし…作品は理解不可能だった。
それでも私はその空間にいてよかったと思った。

彼曰くその脚本を立体化するのに
あれしかなかったといっているように
終始、ハイテンションで繰り広げられ、怒鳴りにも
近い台詞間まわしでエンディングまでもっていっていた。

意味はわからずも私は確かに心地よさを感じた。
それは何故か?

役者の前へでるエネルギーと集中力だと思った。
そのときを境に芝居は「観る」のではなく「感じる」という
感覚的なものではないかと思うようになった。

全身で「感じ」たのである。

そこに存在するものは理屈ではない。
空気感であり、視覚的な迫力であり、匂いであったり、
BGM、台詞であったり…簡単に言えば「雰囲気」。

表現方法はたくさんあるが
野田氏の舞台表現の礎なのではないかと思い、
その後に深く影響を受けた舞台となった。

そして去年。
「ロープ」という新作を観た。
作品自体はすごくシンプルなメッセージで
それはそれでとてもいい作品だったのだが…
フッと思ったことがあった。

野田秀樹って…この人、書いて、演出して、出てるんだよな?

彼は作・演出はもちろんのこと出演の頻度も高く
終始でずっぱりなのである。
それを30年近く行っているという。
同じ「秀樹」としてできないことはない!と思い、
あえて今回は出る時間を増やそうと主宰にお願いしたのであった。

それと主にサルメでしか活動していない今、
自分を鍛える場所がなくどんどん力が衰えていると私は感じていた。
経験を積む場がここしかない中
それを最大限活かそうと出番を増やした。
結果演出と役者とのバランスがとれていたかどうかは
現時点では判断しかねるが、もしそれで作品に支障をきたしたのであれば
これはもうあやまるしかないし、今の実力だと認めざるを得ない。
と同時にそれをこないしている全国にいる作・演出・出演を行って活躍している方々。
すいません、アタマあがりません…。


・・・そんな現在の個人的心境が投影された舞台でありました
「オーダー・ザ・レインボー」、いかがだったでしょうか?
構想から5ヶ月、過去ハード、ソフト面ともに
充実した環境で臨んだ今作品。
現時点での私たちの等身大です。
環境の進歩はそのまま、サルメの成長ともなります。
ということは、いよいよ演出として言い訳ができない状況が出来上がりつつあるということでもありますが…(笑)

すでに次回公演に関して構想が進んでいる今、
前回公演の終演の挨拶にも記しましたが
NY進出というギャグを本当に信じる仲間たちと
人生をかけてウケをとっていこうと思っています。

私たちに安定という言葉はありません。
絶えず新しいことに挑んでいく姿勢を忘れずに行こうと思っています。

かなり長くなってしまいましたが
以上を終演のご挨拶と変えさせて頂きます。

本当にたくさんの方々のご来場ありがとうございました。
そして演出上、作品の都合上終演後、早々の退館のご協力大変ご迷惑おかけしました。
課題、反省点を今後に活かしていこうと思っています。
今後ともサルメをよろしくお願いします。

ありがとうございました。

5月の匂いが香る日曜の朝に・・・・。

          演出 佐とう ひでき

(ブログの別バージョンは
    http://sarume.jugem.jp/?eid=332)
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