【W杯/決勝】 なぜスペインサッカーが強いのか!? - ”目黒のジダン”こと佐とうひできのブログ

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【W杯/決勝】 なぜスペインサッカーが強いのか!?

目黒のジダンです。

おかげさまで指、だいぶ良くなりました。
本当にご心配おかけしました。

日曜は元気に営業する予定です。


さて…
その日曜深夜に行われる決勝戦を前に、ちょっと自分の予想通りスペインの初の決勝進出になったそのスペインサッカーについてその「強さ」について書いてみようかと思います。

大会前、下記のような本が出版されました。


▲ スペイン人はなぜ小さいのにサッカーが強いのか/村松 尚登


この本の著者は現在、日本にあるFCバルセロナのジュニアスクールの指導を行っている方で、自身のスペインでのコーチ生活からスペインサッカーの強さの秘密を語るといった本です。
内容はスペインサッカーというよりも「FCバルセロナ」について語った本という印象を受けます。
しかし今現在、スペインの強さを語る上で「FCバルセロナ」は避けて通れないのであながち間違っていません。あまりサッカーに興味のない人でも楽しめる内容となっていますのでご興味あるかたは読んでみるといいかもしれません。

著者がそのスペインでのサッカー体験で得た貴重なコトバがいくつかあります。
スペイン人はそれを意識的に行っているわけではなく肉体化され、日常として無意識に実践しています。
その刺激を受けたいくつかのコトバを紹介します。…すべてサッカーの本質ともいえる言葉です。

*「サッカーはサッカーでしかうまくならない」
*サッカー指導で重要なのは、「石の彫刻」か?「家の建築」か?
*「サッカーはカオスであり、かつフラクタルである。」


この言葉を解釈し、それを「日本化」していくことが日本サッカーの未来への希望につながるのではないかと思っています。

これについては一項できるくらい大きなテーマなのでまた機会に!

さて…
話は横道にそれてしまいましたが、決勝を闘うスペインサッカーの魅力はなんといっても
「パス回し」
です。それはサッカーをしない人たちがみても飽きないパス回し、テニスの長いラリーと重なるところもありますがあたかもサッカーゲームをやっているかの様な、グランドを上からみてそれを誰かがコントロールしているかのような…。パスのコース、スピード、角度、距離、技術、すべてがハイレベルで実践されています。そのベースとなる要素は以上のようにたくさんありますがとても重要なのは「同じ方向性を共有」していることだと思います。

その核となるのは…やはりここでも登場、
「FCバルセロナ」
です。先日行われた準決勝で11人中、6人が「FCバルセロナ」の選手でした。
その再三登場の「FCバルセロナ」は”華麗なパス回しで得点を取るということに命をかけたクラブチーム”と言えば一番わかりやすいかもしれません。
「綺麗なサッカーをして結果を出す」という目指すべきベストのところを狙っていきそれを現在実践しているクラブです。「綺麗なサッカー」はたしかに観客は期待しますが「結果」が伴わないの常です。しかし現在のバルセロナはそれを2シーズン内容と結果を満たしてきました。欧州サッカーシーンの中は今、バルセロナを中心に回っているといって間違いはないでしょう。その好調バルセロナの躍進がそのままスペインの好調につながっています。

そう考えると好調なクラブの選手が大半をしめる現スペイン代表があれだけの「パス回し」をできるのはとても納得ができます。

そして「パス回し」はなにも攻撃だけのことをいっているのではないのです。
守備においても「パス回し」はとても重要な要素となっています。

さて…ここでひとつ考えてみてください。
自分がもしサッカーをしていると想像してください。
あなたは今、相手にボールをとられディフェンスをしなくてはなりません。

どうすれば点をとられないで済むでしょうか?

積極的にボールを取りに行くでしょうか?
ジリジリと待ちながらタイミングを見てとりにいくでしょうか?
それとも時間を稼ぎ、味方の誰かと協力してボール取り返すでしょうか?

さて答えは…
どれも正解ではあるのですが、そもそも相手にボールを取られなければディフェンスしなくてよかったのです。
ちょっといじわるな問題になってしまいましたが、
「FCバルセロナ」のディフェンスの根底はここにあります。

「自分たちがボールもっている間は失点しない」


ここにディフェンスのヒントがあります。
「FCバルセロナ」が欧州の強豪と対戦するとボール保持時間(ボールポゼッション)がだいたい65%~70%になります。となると90分のうち60分くらいは自分たちがボールを保持するのでディフェンスする時間が30分となります。確率は格段に低くなります。そして人間の心理としてオフェンスしているときの疲労とディフェンスしているときの疲労度は圧倒的に前者の方が同じ運動量でも疲労度、感じ方が違います。オフェンスのときは楽なのです。
そう言った面でも「パス回し」の時間を長くすることはそのまま勝敗にも左右するというとても重要な要素なのです。

明日の試合は必然的にスペインのボールポゼッションが高くなると思います。
60%は確実にとるでしょう。
オランダもボールポゼッションが高いサッカーをする国です。
しかし今回はスペインに歩があるといわざるを得ないでしょう。

スペイン×オランダ

質の高いサッカーをする二カ国が決勝に残ったのはとてもよい傾向だと思います。
ガチンコ勝負でこう着状態の続く凡戦が多い決勝にあって明後日はちょっと違った歴史が誕生するかもしれません。共に初優勝がかかっていますが…

スペイン代表=FCバルセロナ


は決勝を楽しむうえで意識するとまた違った楽しみ方ができるのではないでしょうか?
そして最後に

FCバルセロナ=ヨハン・クライフ


というのも忘れてはいけません。

ヨハン・クライフとは70年代にオランダ代表・FCバルセロナの選手として活躍したスーパースター。
その彼がFCバルセロナに所属し、のちに監督として今のバルセロナサッカーの礎を築きました。
彼のモットーは…
「美しく勝て!」

それをコンセプトにバルセロナを世界で戦えル魅力的なチームにしました。

その餌食になるかもしれにオランダ代表はなんとも皮肉であります。

バルセロナ在住のヨハン・クライフはどちらを応援するのでしょうか?
注目です。


          目黒のジダン

▼華麗なFCバルセロナのパスワークを堪能下さい!



▼試合中のパスワークのベースとなる練習中のダイレクトパス


▼ダイレクトパスを駆使したパス回しの練習風景

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